ゆきイチ’s diary

子育てしながらパートの保健師をしています。

子どもが頭をうったとき、小児科医は何を確認していたか

先日、子どもが外遊び中に コンクリートの角で頭を打ちました…すぐ泣いて外傷もなかったのでそこまで心配していなかったのですが(>_<)


翌朝になって「気持ち悪い」というので心配で小児科へ

【頭を打ったときに小児科医が確認したこと】
●すぐ泣いたどうか

すぐ泣く→脳震盪起こしてない
すぐ泣かない→脳震盪起こしている

頭を打って、脳震盪を起こしている間は泣けないそうです。しばらくして泣くこともありますが、頭を打って時間が空いてから泣くのは要注意とのことです。
その場合、大体6時間後くらいから脳が腫れ始めて、吐いたり痙攣したりするそう。そうなったら救急車ですね。


【先生がチェックしていたこと】
●首を持ち上げて痛みがないか→頚椎損傷してないか
●対向反射
●目の動き→視神経損傷してないか
●みみの中→髄液が流れでてきてないか
●口の中
●お腹の動き(気持ち悪いと言っていたので念のため確認)
●指示に従って動けるかどうか→麻痺などないか
(立って→ベッドの上登って→横になって→膝をたてて→降りてが指示通りにできるかどうか)  

今回は危険な時間は過ぎていて元気なので、そこまで心配ないとのことでした。ちょっと安心です。

この後は、慢性硬膜下血腫を起こさないか注意です。頭をぶつけた後、1〜2ヶ月後に脳と硬膜の間に血液が溜まってくることです。
頭痛、失禁、力が入らない、歩けない
という症状が出たら即受診です。

5月あたりまで気をつけて見ていかないとですね。


コロナの影響で幼稚園や小学校が休みになってから 親が1人で家事しながらや、複数人きょうだいを見ていると目も届きにくく、怪我のリスク高まりますよね。

日頃、保育園や幼稚園でどれだけ先生方が気をつけてくれているのか身にしみます。

終息を願いますが、まだまだ先になりそうですね。

今回は子どもが頭を打ったとき、小児科の先生が何を見ていたかを書きました!
こどもは予想外の動きの連続ですね…。
気をつけつつ、乗り切りましょう。