5歳児健康相談
住んでいる自治体によって、やっているところとやっていないところがあります。が!
お子さんについて、日常の中で「あれ?」と思う部分がいくつかある場合、是非受けてみることをお勧めします。
5歳児健康相談をやっている自治体に住んでいる人は自宅にご案内が届くかと思いますが、
文章をよくみてみましょう。
簡単なチェックリストがついていると思います。
そこに、いくつか子どもが当てはまりそうだったら、一度相談に行ってみましょう。
何もなければそれでよし、何か見つかれば早ければ早いほど対処ができます。
そこで簡単なテストと、言語聴覚士さんとのやりとりがあります。
言語聴覚士さんはプロなので、簡単なやり取りでその子がどんなことが苦手そうかを 把握します。
子どもの様子を見て
言葉が少ない、言葉が出ない、喋りすぎる、目からの情報判断が苦手、座っていることができない、字を書く筆圧が強いのか弱いの…などなど。
さらに、次は1時間ほどのマークシートのテストをします。これは子どもが受けますが、親はそばで見ています。
そのテストは何が得意で何が苦手かを明確にするものです。
視覚的な情報を得るのが得意か、苦手か、
言葉を聞いて情報処理するのが得意か、苦手かです。
これが極端に苦手になった場合、小学校に入った後に、子どもが苦労することがあります。
先生が一斉に子どもに向かって話す言葉が、自分に向かって言われているのかわからない、
忘れ物が多い、聞き流してしまう、聞いているのに上手く理解できない、見ても何が書かれているのかよくわからない…などなど。
子どもは一生懸命なのですが、一部が苦手だと親や先生に怒られがちです。そうなると、自信を失っていきます。
もし、5歳の時に気づくことができれば
色々な教材を使って練習することができます。
どういうことかというと、子どもが斜めの線が入っている積み木を同じ柄に揃えるのが難しい場合→斜めの処理が苦手→ひらがなが苦手(ひらがなは、く や へ などの斜め線がよく出てきますよね)→ひらがなが書けない場合は、
→鉛筆を持つ力が弱い→指先に力を入れて待つのが苦手→箸を使うのが苦手→などというように、どんどん色々なところでちょっとした苦手がわかってきます。
日常生活の中で、例えば
なかなか箸が使えるようにならないな、お絵かきが得意そうではないな、ひらがなが読めない、書けないな、自転車をいくら練習しても乗れないな、話したことをすぐに忘れる…など、
いくつか当てはまったらまずは、相談に行くのもいいかもしれません。
ちなみに我が家のこどもは、この検査で「目からの情報処理が苦手」ということがわかりました。
明らかに視覚的な情報処理能力が、5歳児の平均をかなり下回っていました。
言葉はよく喋るし、話も聞けるのですが、
周りをみて、今何をする時間なのか(静かにする、先生の話を聞くなど)の状況判断が苦手らしく、新しい環境もあまり好きではありません。
ですが、言葉で説明してあげると理解できます。「いま、○○する時間だよ」などです。
寒い日に、「今日は寒いからコート着てね」と玄関に置いても、うちの子はスルーしてしまい、外に出てから「寒い寒い」と騒ぎます。
私は、「なんでコート用意したのに着ないの!」と怒ってしまいましたか、
子どもは玄関にコートがあるからといっても、それを自分が着ていかなかちゃいけないものかを、パッとみて判断するのが苦手なのです。
ちなみに、うちのもう1人の子どもは、
玄関にいつも着ないコートがある→今日ははこれを着るんだな→着る
という動作が自然とできます。
できないからダメ、というわけでなくて、
失敗しないように一緒にやり方を考えてあげるということが重要らしいです。
これは、放っておいた方が良い、甘やかさない、では ダメなんです。
何が苦手で、どうしたらいいかを一緒に考える。
私が怒ってしまったのも、子どもの苦手を全く理解していなかったので、ちょっとした日常動作が当然のようにできると思い込んでいたわけです。
衝撃でした。
今は2ヶ月に一回、自治体の 発達相談に通っていますが、
次年度は民間のものも使うかもしれません。
これに力を注ぎたくて仕事をキッパリ辞めました。子どもが生まれて5年、慌ただしく仕事をしてきた毎日ですが
就学前にできることはやってあげたいです。
今日はいつもより、ながーく書いてしましましたが、
5歳児健康相談は、気になったらいきましょう!ということでした。