ゆきイチ’s diary

子育てしながらパートの保健師をしています。

事実を確認しよう

今日は抽象的な言葉の事実を確認しよう、ということのお話です。


仕事で面接の際、その人が周りに助けを求められるか確認するのですが、よく【頼めない】という言葉が出てきます。



これを報告するとき、上司からは
頼めない→はおかしいと良く言われます。


実は頼めないには、内訳があり、背景があるからです。頼めないを分解すると…

●頼んだことがない
→今まで頼んだことがないが、想像して断られる、迷惑をかけてしまう…などと考えて頼めないと思い込んでいる。

●頼みたくない
→やり方を説明するのが面倒、やり方が違う、断られて傷つきたくない、相手は助けてくれようとしているのに自分が頼みたくない など…

頼めない、でなく
●一度も頼んだことがない。
●一度頼んだことがあるが断られた。
●親が認知症で明らかに お願いはできない。
というのが事実です。

この、事実の翻訳作業を面接ではしていきますが、日常の中でも使えますよね。

例えば、「今週末実家に帰ろう」と旦那さんが言った時に奥さんが「ちょっと無理…」などと言った場合、

「無理って何が?」と場合によってはイラッとしてしまうかもしれませんが、
無理の内訳を確認していくことで、
●単に行きたくないのか(気を使う、ゆっくり週末は休みたいなど)
●行きたいけど、何か他の用事があるのか

など無理の内訳が具体的にどういうことか、事実を確認します。

これを続けていくと、変に自分の中で相手の抽象的な言葉を解釈して、マイナスに考えたり
余計な想像で不安になることを防げます。

事実、を確認しましょう!